アスベスト対策の周知と広報に向け
厚生労働省はこの度、改正石綿予防規則(改正石綿則)の周知・広報事業として「石綿総合情報ポータルサイト」を開設し、試験運用を開始した。サイトの運営は、厚生労働省から受託した日本水処理工業が行っている。
石綿則は2020年7月に改正され、石綿対策がこれまで以上に強化されることとなった。建築物の解体・改修・リフォームなどの工事では、石綿による健康障害を予防するための作業が義務付けられるようになる。義務付けのタイミングは各作業によって異なるが、早いものは2021年4月から開始される。
事業者、従事者、一般に分けてわかりやすく解説
今回開設されたサイトでは、この石綿則の改正ポイントなどが、わかりやすく解説されている。また、石綿対策は全国民に関わる問題であるとし、対象者を工事事業者、作業従事者、一般の人に分けて対策すべきことなどを説明している。
このほか同サイトでは、アスベスト調査に関する講習会の案内や、配布物の案内、アスベスト調査・工事に関する補助金制度などについても掲載している。今後は、石綿対策に役立つ情報や石綿関連法令の情報も掲載するとしている。
(画像は石綿総合情報ポータルサイトより)
▼外部リンク
石綿総合情報ポータルサイト
http://www.ishiwata.mhlw.go.jp/