工場内にある吹付けアスベストを除去工事に
長良工業株式会社(関西支店)が滋賀県にある工場の吹付けアスベスト除去工事を実施したと、7月2日に施工事例として発表している。
工業的に主に使用されるアスベストは、「クリソタイル(白石綿)」・「アモサイト(茶石綿)」・「クロシドライト(青石綿)」の3種類だ。
滋賀県にある同工場内には、吹付けアスベストとして「クロシドライト」が使用されており、同社が2019年10月7日から11月20日にかけて除去工事を実施。同工場はS造地上1階建てでアスベストの除去面積は5742.4平方メートルにも及んだ。
針状に尖った繊維で強い毒性・高い発がん率も
同社が除去を行った「クロシドライト」は一般的に針状に尖った繊維により毒性が強く、発がん率も高いとされており、1995年から使用も製造も禁止されているアスベストとなっている。
「クロシドライト」の除去工事などにおいては、労働環境中の粉じん濃度も10倍もの厳しい数字が定められており、その危険性がうかがえる。
今回は施工範囲が大きかったものの外部と作業場を完全隔離し、外部飛散をさせずに完了させた。
(画像は長良工業株式会社(関西支店) ホームページより)
▼外部リンク
長良工業株式会社(関西支店) 「施工事例」
https://nagara-kansai.com/