長い潜伏期間のあとに悪性中皮腫などを発症する恐れも

長野県北佐久郡の軽井沢町が、アスベストの基礎知識や事前調査方法などについて、3月25日に説明した。

アスベストは、長い潜伏期間のあとに悪性中皮腫などを発症する恐れもあるが、熱に強く、耐久性も高いことから、建材などとして多くの建物などで使用されてきた。

現在では全面的に使用が禁止されており、建築物の解体などをする際には、アスベストの有無の事前調査と、その結果の掲示が義務付けられている。仮にアスベストの含有が判明した場合には、「特定粉じん排出等作業の実施」の届出が必要だ。

「特定粉じん排出等作業」の開始日の14日前までに届出

「特定粉じん排出等作業の実施届出書」には、大気汚染防止法に基づき、「氏名や住所、法人は代表者の氏名」と「特定工事の場所」、「特定粉じん排出等作業の実施の期間」などを記入。長野県知事や長野市長へ、「特定粉じん排出等作業」の開始日の14日前までに提出する必要がある。

アスベスト含有建物の解体工事を行う場合は、「アスベスト含有建材使用建築物解体工事届出書」を、解体工事の開始7日前までに、建築課又は整備・建築課の建設事務所長への提出が必要だ。

(画像は軽井沢町 ホームページより)

▼外部リンク

軽井沢町 「石綿(アスベスト)について」
https://www.town.karuizawa.lg.jp/

長野県 「アスベスト建材等の除去・解体工事に伴う届出」
https://www.pref.nagano.lg.jp/

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