不適切な事例も 「アスベスト飛散防止小委員会」を設置

環境省が、中央環境審議会から「今後のアスベスト飛散防止の在り方」について答申を受けたと、1月24日に発表している。

近年、解体工事前の調査において、アスベスト含有建材の見落としなど、不適切な事例を環境省が確認。大気・騒音振動部会に「石綿飛散防止小委員会」を設置した。

同委員会では、有識者や関係業界などにヒアリングを実施するなどして、「今後のアスベスト飛散防止の在り方について(答申)」の取りまとめを行い、1月24日付で中央環境審議会会長から環境大臣に答申がされた。

事前調査の信頼性確保や作業基準遵守の強化を

環境大臣に行われた答申では、特定建築材料以外のアスベスト含有建材の除去作業時におけるアスベスト飛散防止対策が、中央環境審議会において引き続き検討課題にあがっているとした。

また、事前調査の結果を都道府県に報告することによる信頼性の確保や、作業基準違反への直接罰の創設を検討し、作業基準遵守の徹底を図ることがあがられた。

集じん・排気装置の排気口における粉じん測定や、アスベスト漏えい有無の確認の頻度を増やすことなども答申案となっている。

(画像は環境省 ホームページより)

▼外部リンク

環境省 プレスリリース
http://www.env.go.jp/press/107644.html

環境省 「今後の石綿飛散防止の在り方について(答申)」
http://www.env.go.jp/press/107644/113326.pdf

環境省 「今後の石綿飛散防止の在り方について(答申)」の概要
http://www.env.go.jp/press/files/jp/113329.pdf

環境省 「今後の石綿飛散防止の在り方について(答申案)」に係る意見募集(パブリックコメント)の結果について
http://www.env.go.jp/press/files/jp/113330.pdf

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