震災時のアスベスト対策として環境大気中の濃度を調査
宮城県仙台市が、「環境大気中のアスベスト濃度モニタリング計画」のもと調査を実施、その結果を4月13日に発表している。
同氏は、東日本大震災時のアスベスト対策として、「環境大気中のアスベスト濃度モニタリング計画(平成23年4月から平成26年3月)」を立て、調査を実施。
市庁舎や公園などといった市内一般環境のほか、震災廃棄物搬入場周辺やがれき撤去作業現場、損壊建築物の解体現場などにおいて、環境大気中のアスベスト濃度を調査した結果、健康に影響が及ぶレベルではなかったことが分かった。
「環境保健クライテリア」と比較 国の定めた方法で分析
同調査では、環境省が定めた「アスベストモニタリングマニュアル第4.1版」を遵守して、分析を行い、WHOが基準数値を示した「環境保健クライテリア」と比較しました。平成31年4月から行った調査では、全てのアスベスト採取地点で、繊維数0.10未満から0.10と、非常に低い数値となった。
仙台市は、令和2年度においても建築物の解体作業などが各地で行われることを受け、「令和2年度環境大気中のアスベスト濃度モニタリング計画」を基に、調査を続けていくとしている。
(画像は仙台市 ホームページより)
▼外部リンク
仙台市 「環境大気中のアスベスト濃度モニタリング計画について」
http://www.city.sendai.jp/