民間建築物などの所有者を対象に補助金を交付

大阪府堺市では、民間建築物に使用されている吹付け材のアスベスト除去工事や、分析調査などに、補助金を交付していると3月23日に発表した。

アスベストを吸い込むことで、中皮腫(悪性中皮腫)や肺がんを引き起こすなど、健康被害が多く確認されている。

そのため同市では、アスベスト飛散による健康被害の予防に向け、アスベストの分析調査及び除去などの工事を行う民間建築物の所有者、分譲マンションなどといった共同住宅の管理組合の代表者に対して補助金を交付している。

分析調査は上限25万円 除去等工事では上限100万円

アスベスト分析調査に対する補助金は、アスベストを含むおそれのある吹付け材で、含有調査にかかる費用の全額、上限は25万円。また、除去や封じ込め、囲い込みを行う工事では、費用の3分の2以内で、上限は100万円。

同市は、「公益社団法人 日本作業環境測定協会」が公表している分析調査機関を確認し、依頼や選定する際の参考にすることを推奨。アスベストの含有調査や除去工事、契約などを、補助金交付決定前に行うと、補助金の対象にはならないため注意が必要だ。

(画像は堺市 ホームページより)

▼外部リンク

堺市 「建物に使われている吹付け材のアスベストの含有調査及び除去等工事への補助金のご案内」
https://www.city.sakai.lg.jp/

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