アスベスト含有製品の製造期間や含有の状況なども公開
東リ株式会社が、過去のアスベスト含有の対象製品やその製造期間、含有の状況などを11月5日に公開している。
同社は現在製造販売している製品には一切アスベストを使用していないとしながらも、過去には製造していた期間があったことから、2006年12月に国土交通省と、経済産業省のホームページに掲載された「石綿(アスベスト)含有建材データベースについて」の内容を公開した。
1959年から2001年にかけ伊丹工場や厚木工場において、「タイル」や「巾木」、「シート」、「接着剤」を製造しており、「GAFシート」における含有率が最も多く43%にも上っていることが分かっている。
工場周辺地域でアスベスト問題は生じていない
東リ株式会社は同データベースに記載された以外の「ソフト巾木」や「カーペット」などは、従来アスベストを一切使用しておらず、現時点までに工場周辺地域でアスベスト問題は生じていないことも明らかにしている。
同社における健康被害の発生状況については、2014年11月30日時点で労災認定者が1人(退職者・療養中)いるとしている。
(画像は東リ株式会社 ホームページより)
▼外部リンク
東リ株式会社 アスベスト(石綿)含有製品
https://www.toli.co.jp/company/pdf/201105.pdf