現地での目視確認 劣化・損傷状態の把握・診断も実施
建築物の改修工事や解体工事などの計画がある場合は、受注者はアスベストが使用されていないか事前調査を行い、その結果を書面で説明する義務が生じる。株式会社エスポワールはアスベスト処理の依頼から事後処理まで迅速に対応しており、6月20日に「アスベスト処理の流れ」のページを更新してその内容を紹介した。
同社は現地調査においてヒアリングや目視で状態の確認をして、分析のために資料採集も行う。建材分析はJISA1481:2014の「建材製品中のアスベスト含有率測定方法」に基づいて実施。アスベストが含有されているのか診断する。
また、処理工事の必要性の確認や実施する場合の工法を選定するために、吹付けアスベストの劣化状態や粉じん濃度の状況などの確認も行う。
アスベスト工事を実施する際には必要書類などを提出同社がアスベスト除去処理工事を実施する際には、「工事計画届(耐火・準耐火建築物)」と「作業届(耐火・準耐火以外の建築物及び工作物)」を提出、除去・封じ込め・囲い込み処理工事の場合は「工事計画届(建築物)」を提出する。
調査・診断結果をもとにして、アスベスト除去・封じ込め・囲い込みのいずれかの処理方法を選定・実施。事後処理としては、施工空間内の清掃や各利用シートなどを撤去し、除去したアスベストを、都道県知事の許可を受けている特別管理産業廃棄物収集運搬業者・処分業者へ引渡す。マニフェストの返還を行った上で全工程を完了とする。
(画像は株式会社エスポワール ホームページより)
▼外部リンク
株式会社エスポワール 「アスベスト処理の流れ」
http://www.espoir.co.jp/asbestos/flow/