クロシドライトやクリソタイルといったアスベストを除去

長良工業株式会社(関西支店)は6月12日、滋賀県内施設にあった煙突のアスベストや吹付アスベスト、外壁塗膜アスベストの除去工事を実施したことを施工事例として発表した。

同施設の天井に使用された吹付けアスベスト(クロシドライト)は、完全隔離養生の「手工具ケレン工法」で、飛散性レベル2の煙突のアスベスト(アモサイト)は、「ウォータージェット工法」で除去を行った。

また、非飛散性レベル3の外壁塗膜アスベスト(クリソタイル)は、「剥離剤併用手工具ケレン工法」によって外部へアスベストを飛散させずに、迅速に工事を終えた。

断熱材が劣化、結合崩壊することでアスベストが飛散

煙突アスベスト断熱材は1978年から1991年まで製造され、今回の施設やホテル、工場などの煙突に使用され、腐食性の高温ガスの放出などがあるため劣化や腐食を防ぐ役割を果たしてきた。

煙突アスベストセメント円筒管は1937年から2004年にかけて製造、集合住宅の浴室風呂釜などで使用されてきた。

いずれも降雨などの劣化でアスベスト断熱材が結合崩壊するとアスベストが飛散し、それを吸い込むことで健康被害が起きるため、同社はアスベスト除去工事を行っている。

(画像は長良工業株式会社(関西支店) ホームページより)

▼外部リンク

長良工業株式会社(関西支店) 施工事例
https://nagara-kansai.com/

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