アスベスト疾患のリスクを避けるには資格保持企業に依頼
株式会社トライフォースコーポレーションが、現在の日本の法制度においてアスベスト分析会社は、資格がいらない届け出制になっているという問題点を10月27日のブログで指摘した。
アスベストは過去に建材として多く使用されてきたが、飛散したものを吸い込むことで肺がんなどになる危険性が高いことから、現在では使用禁止となっている。そしてアスベスト含有建材を使用している建物が解体されているが、解体前にはアスベスト分析をしなければならない。
しかしながら日本においては、アスベスト分析を行うための資格は必要がない。国際水準の分析ができるISO17025試験所の資格を持つ企業は日本に少なく、どの試験所に依頼するのかが非常に重要なポイントとなってくる。
公益社団法人日本作業環境測定協会が3ランクで評価
日本ではISO17025試験所の資格を持つ企業が少ない代わりに、公益社団法人日本作業環境測定協会が「石綿分析評価事業」を実施して、A・B・Cの3ランクで評価を行っている。
そのため、国際水準の分析ができる試験所を知らない場合でも、A・B評価の認定技術者によるアスベスト分析が推奨されている。
(画像は株式会社トライフォースコーポレーション ホームページより)
▼外部リンク
株式会社トライフォースコーポレーション ブログ
https://asbestoslab.net/blog/20201027-949/