粉塵の吸引の兆候 検査希望者全体の30%以上から

合同会社BLUE ACTが環境省によるアスベスト健康状態の調査結果の内容を、6月3日に紹介した。

合同会社BLUE ACTは、シックハウス測定やアスベスト・石綿(粉塵/建材)測定、PCB測定などを行う会社だ。

近隣にアスベストを取り扱う工作所・工場などがあった地域住民の健康状態を観察・確認するため、2015年度から2019年まで環境省が健康状態に関する調査を実施。神奈川県横浜市鶴見区・埼玉県さいたま市・大阪府大阪市・兵庫県神戸市・佐賀県北九州市門司区などを含めた27地方自治体を対象にした同調査で、検査希望者全体の30%以上から、アスベスト粉塵を吸引した兆候がみられたことが分かった。

リスクが高いとの担当医師の判断によってはCT検査も

同省は、肺がんや中皮腫の発症リスクが高くなるため、今年度から既存の住民検診で対象地域を拡大するほか、発症リスクが高いと担当医師が判断した人にはCT検査も行うようにすることを検討している。

今後は今回の事例も踏まえ、全国一律で発症の有無を検査できる体制を整え、より広く健康影響を確認・調査を行っていくことも検討している。

(画像は合同会社BLUE ACT ホームページより)

▼外部リンク

合同会社BLUE ACT 新着情報
https://www.blue-act.com/entry2.php?eid=63828

合同会社BLUE ACT 会社情報
https://www.blue-act.com/about.php

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