1月6日に「中間とりまとめ」発表
厚生労働省は2月17日、「第6回建築物の解体・改修等における石綿ばく露防止対策等検討会」を開催した。
今回の検討会では、第5回検討会(2019年12月3日開催)に引き続き「建築物の解体・改修等における石綿ばく露防止対策等について」が議題となった。
今回の検討内容の結果は、現時点では公表されていないが、2020年1月6日に「中間とりまとめ」が発表されている。
「中間とりまとめ」
「中間とりまとめ」では、【事前調査の充実・強化】【事前調査結果等の届出の新設】【石綿等の除去作業における暴露防止措置の強化】【作業計画に基づく作業の実施状況の記録の義務化】について発表された。
【事前調査の充実・強化】では、建築物の解体・改修工事の事前調査を行う者と、事前調査で石綿の分析を行う者は、一定の講習を修了しなければならないとされた。
【事前調査結果等の届出の新設】では、床面積80平米以上の建築物の解体工事、または請負金額100万円以上の建築物の改修工事については、石綿含有の有無を問わず、労働基準監督署に事前調査結果の届出が必要とされた。
【石綿等の除去作業における暴露防止措置の強化】では、石綿の除去作業等における隔離をより強化することとされた。
【作業計画に基づく作業の実施状況の記録の義務化】では、写真等で記録を作成し、一定期間保存しなければならないとされた。
(画像は厚生労働省ホームページより)
▼外部リンク
「建築物の解体・改修等における石綿ばく露防止対策等検討会」
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-roudou_567968.html