より危険性が高い廃棄物は「廃石綿等」 アスベストの廃棄物の種類としては「廃石綿等」と「石綿含有廃棄物等」があります。一見すると同じような意味合いに感じられますが、これらのうち、危険度が高い廃棄物は「廃石綿等」となります。これらの廃棄物を比較し、具体的にどのような違いがあるのかを調べてみましょう。 廃石綿等とは? 廃石綿...
アスベストニュース編集部 編集長
労働安全衛生法に定められた作業主任者のひとつである、石綿作業主任者資格取得者。WEBマーケティング・制作会社を経営しながら、多数のアスベスト関連のクライアント様と関わるうち、アスベスト問題はインターネット上では、被害者の救済等が検索結果の大多数を占め、多くの公害問題と同様に、過去のものと認識されている現状を知り、少しでも正しい認識を広げるため、ニュース、コラム、特集に分け、多岐にわたる専門知識を写真と動画を使いながら、わかりやすく深堀りし、体系的に伝えていくメディアを2019年より開始しました。
アスベストニュース編集部 編集長の記事一覧
アスベスト含有製品の製造期間や含有の状況なども公開 東リ株式会社が、過去のアスベスト含有の対象製品やその製造期間、含有の状況などを11月5日に公開している。同社は現在製造販売している製品には一切アスベストを使用していないとしながらも、過去には製造していた期間があったことから、2006年12月に国土交通省と、経済産業省の...
関連法令改正後も出荷・販売していたことが判明 株式会社小松製作所(以下、小松製作所)が、建設機械エンジン用などのアスベスト含有補修用部品に不備が判明したと、11月4日に発表した。2006年9月1日から「労働安全衛生法施行令」が改正され、アスベスト重量が0.1%になる含有製品・部品などの製造・輸入・譲渡・提供・使用が禁止...
コロナウイルスによる死者数と比べてはるかに多い現状に 株式会社トライフォースコーポレーション(以下、トライフォースコーポレーション)が、コロナウイルスによる死者数より多いアスベスト関連死の数について、11月7日のブログで解説した。新型コロナウイルスが世界的な大流行になっており、多くの罹患者や死者数がでている。そのため多...
場合によってはアスベスト測定を短時間で行う必要も 通常、アスベストの含有状況を調査する場合、正確さが求められるために時間を要しますが、災害時など、緊急を要する状況においては、アスベストの測定を短時間で行わなければなりません。そのような状況に対応するため、現在ではアスベストを短時間で判定することが可能となっており、迅速な...
石綿障害予防規則が大幅改正などについての解説を実施 日本水処理工業株式会社(以下、日本水処理工業)が11月16日に、「アスベスト対策セミナー」を開催すると、10月30日に発表した。同セミナーでは、2020年から2023年にかけ石綿障害予防規則が大幅に改正されることを受けて、日本水処理工業が2021年4月からのアスベスト...
JIS A1481-1から3に対応する報告書を作成 秋田環境測定センター株式会社(以下、秋田環境測定センター)が、「環境Office アスベストソフト」を、10月31日に紹介した。「環境Office アスベストソフト」は、JIS A1481-1から3に対応する石綿分析結果報告書(定性分析方法1、定性分析方法2、定量分析...
環境法令対策について専門家が分かりやすく解説 株式会社オオスミ(以下、オオスミ)が12月16日に、第9回オオスミ環境Webinar「事業所の環境法令対策セミナー」を開催すると、10月30日に発表した。オオスミはPCB分析(絶縁油)やアスベスト対策の分析・調査・コンサルティングなどを行う会社だ。今回、大気汚染防止法や水質...
アスベスト廃棄物の運搬は法律に基づいて適正に アスベストを含む建物を解体すると、アスベストを含む廃棄物が発生します。廃棄物に含まれるアスベストが飛散してしまうと健康被害が発生する可能性があるため、アスベスト廃棄物の運搬は厳しく管理された状態で行わなければなりません。除去したアスベスト廃棄物を適切に運搬するためにも、アス...
アスベスト疾患のリスクを避けるには資格保持企業に依頼 株式会社トライフォースコーポレーションが、現在の日本の法制度においてアスベスト分析会社は、資格がいらない届け出制になっているという問題点を10月27日のブログで指摘した。アスベストは過去に建材として多く使用されてきたが、飛散したものを吸い込むことで肺がんなどになる危...
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リンク集
◆解体・改修の手順等(マニュアル等)
・厚生労働省「石綿飛散漏洩防止対策徹底マニュアル[2.20版]
・環境省「建築物の解体等に係る石綿飛散防止対策マニュアル2014.6」
・厚生労働省「建築物等の解体等の作業及び労働者が石綿等にばく露するおそれがある建築物等における業務での労働者の石綿ばく露防止に関する技術上の指針」(平成26年3月31日技術上の指針公示第21号)
・日本船舶技術協会「船舶における適正なアスベストの取り扱いに関するマニュアル」
・アスベスト処理推進協議会「アスベスト含有シール材除去回収ガイドライン」
・国立研究開発法人建築研究所、日本建築仕上材工業会「建築物の改修・解体時における石綿含有建築用仕上塗材からの石綿粉じん飛散防止処理技術指針」
◆アスベスト関連団体