クボタ旧神崎工場から1kmの場所で働いていた男性

株式会社トライフォースコーポレーション(以下、トライフォースコーポレーション)が、新型コロナウイルスの影響でアスベスト健康被害の救済に遅延が発生している例を、8月27日に紹介した。

過去に「クボタショック」が起きた兵庫県尼崎市のクボタ旧神崎工場から、およそ1kmの場所で働いていた80代の男性が、中皮腫で余命宣告を受けた。

男性は6月中旬にクボタに救済金を請求したものの、患者認定作業が新型コロナウイルスの影響で遅延。「時間がないため可能な限り早く救済金を受けとり、工場を娘に継がせたい。」としている。

潜伏期間を経て健康被害を引き起こす「静かな時限爆弾」

アスベストを吸い込むと数十年もの長い潜伏期間を経て、中皮腫や肺がんなどといった健康被害を引き起こす「静かな時限爆弾」と呼ばれている。

トライフォースコーポレーションはアスベスト検査のスペシャリストとして、数多くの分析依頼を受け付けている会社だ。

同社は新型コロナウイルスの緊急事態であるが、アスベストという時限爆弾は止まることがないと指摘。アスベストに関する正しい知識と対処方法が「今」必要だとしている。

(画像はトライフォースコーポレーション ホームページより)

▼外部リンク

トライフォースコーポレーション ブログ
https://asbestoslab.net/blog/20200827-943/

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