アスベスト分析マニュアルやJIS規格に準拠して検査

株式会社食環境衛生研究所(以下、食環境衛生研究所)が、6月16日からアスベスト検査の受託を開始していると、6月23日に発表した。

食環境衛生研究所は環境・原料・製品の総合的な衛生管理と異物や異臭検査などの緊急対応を行っており、そこで培った技術を基にアスベスト検査を低価格かつ大量に検体処理できる体制を整えた。

JIS A 1481-1では実体顕微鏡を用いた形態観察及び、偏光顕微鏡を用いて屈折率・消光特性などを調べてアスベストであるかを判別するなど、厚生労働省のアスベスト分析マニュアルやJIS規格に準拠して進めていく。

建材以外でもアスベスト含有製品として検査の実施が可能

古い建物を建て替える際などにアスベストの調査・分析をしていないと、それを吸い込むことによって健康被害が起きる可能性がある。

また、アスベスト含有建材はリサイクルができない。含有調査をしっかりしていなかったために、アスベストがない建材にも混ざり込んでしまってリサイクルができなくなるケースもある。そういった観点からも食環境衛生研究所は、アスベスト分析は重要だと指摘する。

同研究所は、建材以外でも食品の異物解析検査としてアスベスト検査が可能で、「高いレベルが求められる食品検査品質」・「価格は業界最低水準」・「1検体から大量検体まで受託可能にする検査処理力」を強みとしている。

(画像は株式会社食環境衛生研究所 ホームページより)

▼外部リンク

株式会社食環境衛生研究所 「石綿(アスベスト)検査」
https://www.shokukanken.com/kensa/93

株式会社食環境衛生研究所 「会社概要」
https://www.shokukanken.com/corporate/index.html

おすすめの記事