経口摂取での毒性は非常に小さく健康への影響も少ない
岩手県一戸町が、水道管に使用されているアスベストセメント管の影響を、3月16日に説明した。
岩手県一戸町では、1992年に水道水質基準の改正時にアスベストの毒性を評価し、経口摂取での毒性は非常に小さく、健康への影響も少ないと判断。WHOの「飲料水水質ガイドライン」でも、飲料水中のアスベストに関しては、ガイドライン値の設定は不要だという考えが示されている。
一戸上水道及び奥中山上水道で布設替えが完了
2014年度における一戸町のアスベストセメント管布設状況は、一戸上水道で水道管路総延長92キロメートル、奥中山上水道で147キロメートルとなっている。
しかし一方で、一戸町によれば、一戸上水道では老朽管更新事業において、1999年度までに全ての布設替えが完了、奥中山上水道についても2009年度に布設替えが完了したとしている。したがって、両上水道におけるアスベストセメント管の管路延長は0キロメートルとなっている。
この件に関しては、一戸町の「建設部 水環境課 上水道係」に、電話かメールフォームを通じて問い合わせが可能だ。
(画像は岩手県一戸町 ホームページより)
▼外部リンク
岩手県一戸町 「石綿セメント管について」
https://www.town.ichinohe.iwate.jp/