セムテックス及びグリップコートでアスベストを使用

住友ゴム工業株式会社(以下、住友ゴム工業)が、アスベスト使用状況&関連問題への対応状況について、7月9日に紹介した。

同社グループにおいては現在、アスベスト含有製品を製造していないものの、過去には製造・販売していた。

それらは、旧神戸工場及び加古川工場で1963年から1986年にかけて製造されたセムテックス(船舶甲板舗装材)と、加古川工場で1988年から2000年にかけて製造されたグリップコート(エポキシ系塗り床材)で、今は樹皮等で固定され空気中に飛散しないようにしている。

健康診断を実施、アスベストを起因とした労災認定も

住友ゴム工業グループでは問い合わせ窓口を設けてアスベスト健康診断を行っており、2019年6月末日までにアスベストを起因とした労災認定者数が累計20人(死亡16名・療養中4人)となっている。

また、アスベストを起因とした健康被害によって労災保険が適応された人若しくは遺族を対象に、同社独自の「石綿災害特別補償制度」を設けている。

アスベスト問題では、法令や各関係省庁による指導を遵守して対処・対応を行っており、安全かつ健康な職場環境の構築に尽力。継続的に健康障害についての調査も実施していく。

(画像は住友ゴム工業株式会社 ホームページより)

▼外部リンク

住友ゴム工業株式会社 「アスベスト(石綿)の使用状況およびアスベスト関連問題への対応状況について」
https://www.srigroup.co.jp/important/asbestos.html

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