課題は建物解体時のアスベスト飛散防止対策

環境省広報誌エコジン2020年2月・3月号では、アスベストから身を守るために知っておくべき石綿対策を掲載している。

エコジンによると、アスベストは繊維状の鉱物で、耐火性や保温性に優れているため、高度成長期に建材として積極的に使用されていた。

その後、健康被害が報告されたことで使用禁止にはなったが、今度は当時の建物の解体工事によるアスベストの飛散防止が課題となってきた。当時の建物は2030年頃に解体のピークを迎えるといわれ、アスベスト飛散の増加も懸念されている。

現在、アスベストを使った建物の解体・補修の際には、法律で、飛散防止対策を行わなくてはならないとされている。今後は、一般住宅に使用されている建材も規制の対象となる予定だという。

アスベストは身近な場所にもある!

エコジンによると、一般住宅でアスベストが使われている可能性が高いのは、ベランダの仕切り板、ビニルタイル、トイレのビニル床、屋根・外壁のスレート、キッチンのコンロまわりの下地材など。

アスベストが使用されていても、普通に暮らしているぶんには、あまり心配はいらないという。ただし、リフォームをDIYで行う場合は、作業時に防塵マスクをつけ、壁や天井をむやみに壊さないなどの注意が必要としている。

(画像はエコジンホームページより)

▼外部リンク

環境省広報誌エコジン2020年2月・3月号「石綿対策」
https://www.env.go.jp/

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